2012年8月13日月曜日

汚泥焼却灰、受け入れ開始後

平成23年7月20日 9団体による県知事への要望書提出
















(放射能を考える小諸佐久連絡会議とは会の旧名称です。)

7月21日 受け入れ基準 継続5000Bq新規と汚泥焼却灰500Bq
      関連区、組合で組織する環境保全協議会で了承される。

環境保全協議会とはフジコーポレーションが組織している、関連9区6団体
の代表により構成されている協議会のこと。
ここで決議されたものは小諸市、長野県とも、地元の了承を得られたものと
定義しているから困りもの。
決定後、区の方からは、回覧板が1枚回ってくるのみ。

 500Bqから継続搬入分5000Bqへの引き上げ
この辺の動きがいかにも素早い。関係省庁との連携があったと思われる。
500Bqでは困る、8000Bqまで受け入れるよう、国からの
働きかけもあったとも聞く。
小諸市は当初、新規受け入れの焼却灰に関して、警戒心を持っていたようです。

前芹沢市長は高い基準により放射能を含んだゴミが全国から集まっては困ると、フジコーポレーションとの公害防止協定の中で、基本は500Bq。7月以前からの継続搬入の自治体に対しては5000Bqと言う協定を結んだようです。

それでも、500Bqと言っていたものが1月しないうちに5000Bqとの
数字が出てきて戸惑いました。

そのころ環境省は8000Bq/kgの基準を引き上げ10万Bqにしようと
検討を始めていました。

500Bqが5000Bq。 8000Bqが10万Bqでは基準もなにも
あったものではない。
このような不安定な、とりあえず埋め立てありきの動きの中で、現在の協定
の基準を、はっきりと宣言してもらう事が必要と思い、
現地視察と説明会を、急きょ行う事になりました。

8月27日 フジコーポレーション放射性焼却灰受け入れに関する現地視察説明会 
近隣住民100名ほどが参加


処分場入口説明開始前 
処分場内埋め立て中

埋め立て前の焼却灰とセメントの
混練
ここで、フジコーポレーション山口会長、「新規500Bqを引き上げることはけしてありませんので、どうぞみなさん安心していただきたい。」と。
また小諸市文化センターへ場所を変えた説明会では御影区長は「もし500Bqから引き上げることがあるとすれば、モニタリングも必要ないほど時間が経ち、500Bqがまったく気にならなくなった時です。」

この言葉が今年に入り見事に裏切られることになってきますが。


831日 8000ベクレルを超え10万ベクレル以下の焼却灰等の埋め立てについて、雨水と廃棄物の接触を防止する装置を講ずることにより埋立てが可能の国の方針決定

928日 県知事に要望書提出


   長野県知事
  阿 一 様

              放射能を考える小諸佐久連絡会議
  

放射性廃棄物に対する長野県独自基準制定を求める要望書

 福島第一原子力発電所の事故により、大量の放射性物質が放出されました。長野県でも放射性物質の降灰があり、焼却灰や汚泥焼却灰からの放射能検出が続いています。
 小諸市に最終処分場を持つ()フジコーポレーションが、711日に放射性汚泥焼却灰受け入れ開始、721日に放射性一般焼却灰受け入れを表明をし、埋め立てを始めています。

地元では、この地での最終処分は認めないという人もいます。このまま県内外からの放射性物質が大量に集ってしまうのではないかと不安に思っている人もいます。
埋め立てたとはいえ、放射性物質の厳格な管理は100年以上は必要です。この長期に渡る管理は、埋め立て量が多く放射能が強いほど大変になります。

今後、被災地のがれき処理の問題もあり、より多くの放射性を含んだ焼却灰が県内に持ち込まれる可能性もあります。

そこで、長野県に対し、次の項目で至急独自基準を設け、県民の安全を守っていただきたいと願い、下記の要望をします。


(1)  県内の各処分場へ持ち込まれる放射性廃棄物の放射能の基準を定める。

(2)  県内の一処分場で処分する放射性廃棄物の総量を定め規制する。

(3)  長野県内で処分する放射性廃棄物の全総量を定め規制する。



12月 栃木県のガレキ(廃石膏ボード)1000トン搬入
これは搬入埋め立て時にはわからなかったのですがのちに、調べて分かったこと。
栃木県も震災の被害は激しく家屋倒壊のガレキの片付けに苦慮している自治体があり
これらが知らないうちに搬入埋め立てられてしまったということ。
廃石膏ボードとは非飛散性アスベストを含み、管理型処分場でなければ埋め立てては
いけない物質。それでわざわざフジコーポレーションに持ち込まれた。
放射性セシウム不検出。そのため長野県のホームページにも一切記載が
なかった。栃木県宇都宮市の近辺の自治体と記憶している。

廃石膏ボードが丁寧に混練され埋め立てられたのか、そうでなかったのか、
今となってはそれらがどのように埋め立てられたのか知る由もない。
ガレキとは東北のガレキの事である。との国の勝手な理由づけで、
栃木県のガレキは小諸市民には誰にも知らされず、搬入された。
県外の焼却灰が埋め立てられているのは知っているが震災ガレキに関しては
別の物である。
小諸市は、当然事前協議があるので、当然知らされ許可しているが、放射性セシウム不検出との検査表によりまったく危機感無く許可している。
不検出になるとはとても思われない地域である。







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