2012年8月14日火曜日

小諸市の新市長


419日 小諸市まさかの新市長誕生。この市長だけ震災ガレキの関する質問に

明言を避けていた。

 

515日 柳田市長、会社側と2500Bq/kg基準受け入れ合意


5月24日 小諸市長と面談。申し入れ書と質問書を提出

     2500Bqの撤回をその場で求めるも、「検討すると。」

http://www.shinmai.co.jp/eastjapan_quake/2012/05/post-2148.php


528日 小諸市議会議長に 市長の2500Bq合意撤回を求める陳情書提出


  陳情書

小諸市議会議長 別府福雄様

小諸市長の合意した放射性セシウム濃度2500Bqの撤回を求める陳情書

放射能を考える佐久地区連絡会


私たちは、昨年7月より御影にありますフジコーポレーション最終処分場に、放射性焼却灰が埋め立てられ始めたことに危機感を持ち、小諸市民をはじめ東信地域40名あまりの会員で活動している会です。
昨年6月、放射性セシウムの埋め立てに関して、国がそれまで放射性物質の埋め立てが認められなかった管理型処分場に、8000Bq/kgまでは埋め立てて良いとの方針を打ち出しました。
昨年7月に前芹沢市長とフジコーポレーションとの間で放射性セシウムの規制値500Bq、
継続搬入の場合に限り5000Bq/kgの合意がなされました。
私たちはけして埋め立てに同意するものではありませんが、この合意により濃度の高いものが埋め立てられることだけは避けられてきたと考えています。
一般廃棄物の搬入量に関しましては昨年4月から11月までの月平均3080トンから
12月より本年4月まで、月平均6170トンと倍増しています。
本年515日に現小諸市長とフジコーポレーションとの間で、放射性セシウム2500Bq/kg
まで認める合意が市民に知らされないうちになされました。

1、        陳情に至った理由
昨年8月、放射能を考える佐久地区連絡会主催で、フジコーポレーション御影最終処分場
現地視察及び、長野県、小諸市、御影区長さんに出席いただき説明会を行いました。
のべ100人の小諸市民、佐久地域の住民の方々に埋め立ての現状、搬入の経緯等ご説明いただきました。
この時、フジコーポレーション会長さんのお話では
「新規受け入れの場合、500Bq以上を引き受けることは、これからもありませんので、どうか皆さん安心してください。」
ということでした。
御影区長さんには
「これを契機にした搬入量の拡大は許しません。その意味での500Bq基準です。
会社としても現状からの量の拡大がなくても十分やっていけますので。と聞いています。
もし仮に500Bqの基準が撤廃されるとするならば、それは何十年後か、わかりませんが
放射能の問題が片付き、もう線量を気にする必要がなくなった時だと考えています。」
とのお話をいただきました。
これは500Bqを厳守するという事だったと認識しています。

2、        陳情の内容
本年515日に小諸市長とフジコーポレーションとの間で合意された、
放射性セシウム2500Bq/kg基準の撤回を市長に求めていただきたい。

説明 
昨年8月の説明会で500Bqの規制値があることを、小諸市民、佐久地域住民は認識しています。
本年1月、長野県によって行われた放射性セシウム埋め立てに関する説明会においても
佐久地域住民、約300名は埋め立てには反対意見が多数ながら、フジコーポレーションと小諸市との協定で500Bq基準があることを、県により説明を受けています。
このことは、文書こそありませんが会社、御影区、小諸市、及び県は500Bqを説明会において住民に約束していたという事だと認識しています。
地域住民は、埋め立てを止めることはできないながら、500Bq基準であるならば、
放射性物質の溶出がないならば、次回の県による説明会で進展をみるまでは、我慢しようという事だと思います。
 今回の合意は小諸市民、佐久地域住民に知らされないまま500Bq基準を破棄し、基準を引き上げたという事だと認識しています。この合意は市民、住民を無視したもので、無効であると考えます。

継続分、5000Bqを引き下げたとも言えますが、3月実績で搬入の最大値は
728Bq/kgです。2500Bqという数値のものは入ってはおりません。

 これから広域ガレキの焼却灰受け入れの問題も出てきます。基準が引き上げられたことにより、濃度の高い焼却灰の、一層の受け入れ量の増加が懸念されます。

 現在、処分場の県の立ち入り検査を見ますと、安定的に封じ込められているようです。
しかしそれは100年以上続けられるでしょうか。それ以上の管理期間が必要な物質です。
その安全が担保されないのであれば、放射性物質を大量に集中させてはならないのです。
民間業者でなく国が厳重に管理すべきものです。
もう一つの危惧する点としまして昨今の異常気象の中、突然の集中豪雨が起こった場合、処分場内の水は問題なく排水できるでしょうか。
処分場内が冠水してしまうことはないでしょうか。場内の調整池容量2000トン、
昨年の5月の最大浸出水量(場内からの排水処理が必要な量)2932トンとなっています。

 今以上の濃度の放射性セシウムは埋め立てられるべきではありません。
   議会としてもこの問題を注視していただき、県の取り扱い事項と考えるのでなく、   市民の安全を守る立場で考えていただきたいと思います。

6月12日 朝9時より市議会、福祉環境委員会でこの陳情について審議されました。

    この件に関心を持つ市民と他の地域からの傍聴30名が見守る中
    委員の方の熱心な討論がされました。

  委員会で全会一致で採択されました。


この後委員会より市長に採択された旨文書で伝えていただく。

しかし市長は不作為。動かず。


「撤回する意思はないと。」


  民意を汲まず、業者側に味方する市長なのでしょうか。
   市民、フジコーポレーション処分場にかかわる、御代田町、佐久市の近隣住民
   にきちんとした、理の通った説明を早急に求めたいと思います。


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