2013年3月31日日曜日

請願書その後のゆくえ

「小諸市議会として、民間の最終処分場のかさ上げについて、慎重な対応を県に求めてい

ただきたい旨の請願書」が可決され、その後どのような動きで県に提出されるか?


どのような文面になるのか?


請願の紹介議員となっていただいた、小林より子議員を通し確認できましたのでお知らせします。


県への提出は郵送 (もうすでに郵送いたしました。)


文面

長野県知事殿

小諸市御影区にある民間処分場に関する意見書

小諸市御影区にありますフジコーポレーション最終処分場変更計画(かさ上げ)については平成20年11月27日に許可が下りておりますが、不安要因があることから、県として慎重な姿勢で対応していただきますよう要望いたします。

    平成25年3月21日

                                         小諸市議会



                   以上です。申し述べる言葉もありません。

 御尽力いただきました議員の皆様、ありがとうございました。


この元となった請願書の文面
http://strkoo.blogspot.jp/2012/12/blog-post_11.html

2013年3月21日木曜日

請願継続審議 本会議でも可決

 3月21日、小諸市議会本会議 当会で提出した「小諸市議会として、民間の最終処分場のかさ上げについて、慎重な対応を県に求めていただきたい旨の請願書」採択となりました。

http://strkoo.blogspot.jp/2012/12/blog-post_11.html

 御影の清水議員の反対討論。まるで処分場業者のように細かいところまで御存じです。なぜそこまで知っていて反対討論されるか不思議です。「委員会が細かい数字を県に照会したのか」と言うのは委員長が言われた通り、直接確認していないと言う事です。そこは確かにその通り。
 イーステージの汚染状況について、まるで請願に書いてあることは嘘偽りのような討論。
塩化物イオン、電気伝導度はどんなに高くても問題は無いととれる討論でした。

化学物質、重金属が出ていなくても遮水シートが破れている可能性は大問題、やがて危険な物質も
漏れ出る恐れが高い。


 賛成討論 共産党 小林より子議員「放射性物質を埋め立てた処分場が長い期間本当に大丈夫なのか、50年、100年後に、負の遺産を残さないことが私たちの役割です。」

 福祉環境委員長、「市民の心配するその思いもわかる。そこは委員は同意した。放射性物質の入る前に出されたかさ上げ許可、県に慎重な対応を、と求めることは間違いないのではないか。」

 採決 賛成多数 反対3 可決となりました。県はイーステージ処分場に関し問題なし(漏えいしていない)との立場です。前市長が反対の姿勢だったフジコーポレーション処分場のかさ上げに対して、市議会として県に慎重な対応を求めていただく。

 御影区の方は区長さんも議員さんもフジコーポレーションの事となると、まるで我が事のように熱心ですね。私は国が推進する放射性物質の拡散には反対です。汚染のないところに汚染地帯から運んでくるのは賛同できない。1民間業者が100年先まで責任が負えるわけがありません。

 責任が負えるのは漏れ出す前まででしょう。漏れ出したらどうしますか?全て埋め立てを掘り返し移動する?漏れるに任せるか、大量の飛散を覚悟で掘り起こすか?
 永久に持つコンクリートの建造物はありません。処分場のセメント固化もいずれ劣化します。
今は水は通さないと言いますが、劣化したその時水は通ってきます。コンクリートのビルにも屋上は防水シートを使っています。放射性セシウムはセメント固化の中で水が入るときわめて溶出しやすい。

 前にも書きましたが、今のイーステージ処分場の県の対応が、フジコーポレーションでもそのまま同じ対応となるでしょう。年月が経ち、もし漏れて来てもそれを認めない、または検査が基準値以下だから漏れていても大丈夫と言う。処分場との直接因果関係はわからないと言う。

 日本においてはそれを守ることさえ厳しくなってきていますが、大事なのは子供たちの将来の環境。
それを今の大人が金に換えて先食いしてしまう権利はない。それは無関心な大人についても、賛同しているのと同じ。

 長野県はイーステージの処分場対する対応はこれまで通りと考えているようですが、周辺住民としてそれでは納得しがたい。漏えいの疑いがきわめて高いにも関わらず重金属などの汚染物質が漏れ始めてからどうするか考えると言うのか?それでは遅い。塩化物イオン以外が漏れ出していないうちに対応を。

 請願において、慎重に対応していただきたいと言う非常に柔らかい書き方で書き、

イーステージ処分場の漏えいについて、県は早急に因果関係を調査すべきとまでは

書かなかったので、その辺について県はどう対応してもらえるのでしょうか。

2013年3月15日金曜日

市長面談、要望書提出


平成25315
小諸市長 栁田剛彦様

2500ベクレル放射性物質協定基準引き下げについての要望書

                           放射能を考える佐久地区連絡会

要望の要旨
市長の表明された「2500ベクレルからの引き下げ」について、業者との話し合いを早急に実施していただきたい。現状において、市民説明会を行っていただきたい。

要望の理由
昨年9月議会において表明された2500ベクレルの引き下げ、いまだ進んでおりません。
環境保全協議会は会社側の防波堤となっており小諸佐久地域住民の、健康に対する心配の声とは全く異なっています。1月時点で、協議会会長(御影区長)のお話では「引き下げるつもりは全くない。」とのことです。
会社、環境保全協議会会長の言葉から引き下げるべき理由を見出したいと思います。
一昨年8月の住民に対する説明会では、フジコーポレーション会長、御影区長とも「引き上げることはけしてない」と断言していました。
市長が替わられ早々、新規の500ベクレルを5000ベクレルと1本化し2500ベクレルに変更されました。会社側の言うには「引き下げたとも言える」とのこと、しかし5000ベクレル基準での受け入れ自治体では、線量の高い物はすでに埋め立て終了し、昨年5月時点では佐久市の960ベクレルが最大値であり2500ベクレルには遠く及びません。

業者側は500ベクレルは前市長との約束。」とも言っております。
市長が交代しても協定の基本は同じ。市民の安全側に立つものでなければいけないと思います。
「佐久市がガレキを受け入れ焼却希望しているので引き上げた」と。
長野県、阿部知事がガレキ受け入れに関し慎重姿勢なので、佐久市がガレキを受け入れることはありえません。他自治体のガレキ焼却灰に関しても埋め立ての可能性はありません。

年度末で、今までの事前協議の受け入れ分は一段落してくると思われます。
4月までに引き下げにならなければ、また1年高いままである。
会社は一昨年、500ベクレルから上げることはない」と言いながら1年経たないうちに引き上げに動いています。これからも信用はできないし、国の基準8000ベクレルまで引き上げる可能性は残ります。

協定は小諸市長の一存で事が決められるのでなく、市議会で議論する、または小諸市の小諸市環境審議会での議論を経る等、より慎重な対応が必要なのではないでしょうか。

1kgあたり約600ベクレルと言う数値は1㎡換算しますと40000ベクレルになります。これは放射線管理区域の数値です。500ベクレルという数値はこれを超えない、
ぎりぎりの数値でした。かつ、その当時の食品の基準値でした。それまで国の設定していたクリアランスレベル100ベクレルは超えていますが、食品の基準は市民にとって一つの納得基準にはなっていました。
実際には何メートルも積み上がって来るのでこれをはるかに超えてくるのですが、これをいきなり一方的に5倍に引き上げ、国の基準は8000ベクレルだからと言われても納得できるものではありません。8000ベクレルは安全基準ではありません。11ミリシーベルトまでは、処分場の作業員と周辺住民は我慢しなさいという数値です。国は8000ベクレルの責任を取るわけではありません。
もし健康に関する被害が発生した場合、被害者は大変な重荷を背負う事になります。
裁判を起こしても因果関係がきちんと証明できないでしょう。
国際的な常識として、放射能汚染物は移動しないと言う事です。わざわざ汚染の少ない地域に移動してきて、埋め立てるなど許容できることではありません。
これら埋め立てられた放射性物質は我々の責任でなく、小諸、佐久の子どもたち、孫たちの責任として残されます。非常に重い置き土産です。そんな一方的で勝手なことが許されるのでしょうか。
今これにかかわり、進めている方々は誰一人責任も取らず去って行きます。
アルカリ金属に属するセシウムは、きわめて水に溶出しやすい性質を持っています。現在は安全としても、時間の経過と共にセメント固化が劣化し、水を通し易くなって行きます。その時遮水シートの安全性は確保されているでしょうか。必ず漏れ出て来ます。
危険な放射性物質の量はできるだけ少なく、数値はできるだけ低く抑えていただきたい。

現在、同じ御影区にありますE-ステージ処分場からは、浸出水の地下水への漏えいが強く疑われている状況です。検査により県も処分場内と地下水の因果関係がありそうだと言っています。しかしながら最新の状況では、県は調査を進めるつもりはないようです。

これら処分場に関する実態を多くの市民が知らない、議論する機会もない。
市民説明会は是非必要なことではありませんか。
 現在、放射性物質の埋め立てが進む中、かさ上げ問題、新規処分場問題等があり、会としてはこれからも注意深く見て行きたいと思います。
以上




 栁田市長、放射性セシウムの協定基準、昨年9月に2500ベクレ


ルからの引き下げを示唆していたが、これが撤回され


た模様。市議会、柳沢乃ぶ子議員の質問で判明。


 この前回の情報は違っていました。関係者の皆さんには謹んでお詫びいたします。市長はじめ市は、引き下げに向け環境保全協議会引き続き協議しているとのこと、その点では安心しました。


 市側の努力はわかったのですが、協議のなかで、具体的に何が話し合われ、なにが進展しているのかはっきりせず、
未だ引き下げの合意がなされていないのは心配です。以前の基準に1日でも早く戻してほしい物です。

2013年3月14日木曜日

請願審査と市長面談 2500ベクレルは?

小諸市議会として、民間の最終処分場のかさ上げについて、
慎重な対応を県に求めていただきたい旨の請願書

http://strkoo.blogspot.jp/2012/12/blog-post_11.html

 12月の小諸市福祉環境委員会で、審議されましたが継続審議となっていた
請願ですが 3月13日午後1時30分より、審議され、全会一致で可決になりました。

 一部委員が交代となり、請願に紹介議員となっていただいた小林より子議員が
入りました。神津真美子議員が入りました。
福祉環境委員だった、柳沢乃ぶ子議員が総務文教委員会へ、
福祉環境委員長だった、柏木 博美議員が経済建設委員会へ。

 請願の紹介議員の場合採決に加われず。これが小諸市議会の今までの慣例のようです。
よって今回、小林議員は意見は言えますが採決には加われませんでした。

 小林議員「現在、放射性物質が埋めたれられており、私たちの50年先、100年先の
責任として、かさ上げには慎重に対応すべき。」

 清水議員「われわれ議会人の務めとして、疑わしきは正していくべきと考える。」

 神津議員「前市長の時、かさ上げに関し県知事に質問書を出している。許可が下りているのは前の村井知事の時ですよね。今の阿部知事は物事を公正にとらえることができる
知事と思います。改めて市議会として要請書を出す意味はあるのではないか。」

(これがその時の質問書)
http://strkoo.blogspot.jp/2013/02/blog-post_15.html


採決 4名 賛成 全会一致で可決。


 仮に会の提出した資料の真偽に疑いがあったとしても、

(県に情報公開を求めた資料と県による水質検査の資料)
この水質検査のグラフ
http://strkoo.blogspot.jp/2012/11/blog-post_28.html
12月に行われた県の水質検査
http://strkoo.blogspot.jp/2013/02/blog-post_19.html

「慎重な対応をしていただきたい。」議員の皆さん、この点に関しては異論はありませんでした。
 この後、市議会で審議され可決になれば、阿部知事に要請書と言う形になろうかと。
この先の進め方は市議会で決定されます。

 ありがとうございました。
 小諸市議会は市民の心配をきちんと受け止めていただき、ありがたいと思います。




 栁田市長、放射性セシウムの協定基準昨年9月2500ベクレ


ルからの引き下げを示唆していたが、これが撤回され


た模様。市議会、柳沢乃ぶ子議員の質問で判明。


 3月15日(金) 放射能を考える佐久地区連絡会では市長面談を予定しています。



なぜそうなるのか?現時点では理解できません。

業者が拒否し続け、動きがとれないからか?

国の基準が8000ベクレルだからか?

(リンクがもしかすればずれて行くのではと危惧していますが、おかしかったら
教えてください。)




  



2013年3月7日木曜日

今後の予定

 3月6日 小諸市文化センターで久しぶりの例会となりました。

欠席の連絡を多数受けていたので、今回は少ないかと
思われたが、意外に盛会でびっくりでした。

 連絡漏れなどもあり、大変失礼しました。












これからの予定

3/10()『放射NO!脱原発 佐久アピール』(佐久ミレニアムパーク)

集会デモ行進10時~12時

http://blogs.yahoo.co.jp/saku_dgnet/8722311.html


佐久教育会館 第1回放射能講座

310日(日)午後2時30分~4時30分
「物理学の観点から見た放射線と健康被害 外部被ばくと内部被ばく」

 大井万紀人先生 理論物理学 専修大学准教授 佐久市出身



内部被ばくと外部被ばくの違い
同じ線量ならはるかにダメージの大きい内部被ばく
東海村JCO臨界事故を元に解説

大井先生は、軽井沢、御代田の放射能汚染も調査されています。


これから何回か続けて行きたいと考えていますので、興味のある方、不安のある方
ご参加ください。

託児はありません。いっしょに連れてきていただくのは
構いません。質問の時間もあり。少人数なので疑問に思っている
部分も質問できます。

放射能を考える佐久地区連絡会主催
参加自由 今回無料 カンパあり 予約はいりません。

12時30分から並行して映画会もあります。
(上のブログ参照)



佐久教育会館は相生町南信号の角です。
https://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&q=%E4%BD%90%E4%B9%85%E6%95%99%E8%82%B2%E4%BC%9A%E9%A4%A8&ie=UTF-8&ei=6vQ3Uc_yEoXwkAX41YG4Cg&ved=0CAgQ_AUoAg


313()時間未定 午後か?

昨年12月審議された
「小諸市議会として、民間の最終処分場のかさ上げについて、慎重な対応を県に求めていただきたい旨の請願書」 の 継続審議がされます。

 今回昨年12月の新しい県の水質検査の資料提出

小諸市庁舎 委員会室

もし参加できる方、代表まで事前に連絡ください。
時間を連絡します。
時間、当日にならないとわからないそうです。


315(金) 午後3時~4

小諸市長面談 

主要議題
「2500Bqからの引き下げについて」

昨年9月、市長が引き下げの意向を示されてから、まったく動いていないのは
なぜ?説明会についても生活環境課、新課長に変わってから反故にされまったく動かず。

納得できません!

面談は会員の方のみですが、今回欠席の方で出席可能な方は
事前連絡をください。

                  以上です。