2012年8月13日月曜日

平成24年1月県の説明会


平成24年1月28日(土) 佐久合同庁舎
 長野県による放射性物質を含む廃棄物の埋立処分に関する
説明会開催 

埋め立て開始し約半年が経ちやっと説明会。
佐久小諸地域住民約300名が参加 埋め立て反対9割、関係者賛成1割
反対意見続出。
佐久地域住民は埋め立てを認めたわけではない。
説明会は紛糾。時間が大幅に超過しても質問が終わらず。
3時間を超えた。
県は次回の説明会を約束し終わる。

このころ県の担当の方からきわめて印象的な、苦々しい言葉を聞く。

「国が許可して、業者が受け入れると言った基準に県がとやかく言う事は
できない。」
放射性セシウムを含む焼却灰の埋め立ては一番大切なのは住民意思です。
処分場の設置許可権者は県です。
このような重大な問題に際し、近隣1km以内の利害関係者だけでは
到底収まりきれない問題です。処分場立地にかかわる御代田町、佐久市、小諸市
全体の問題でしょう。
これが地方自治体のやることなら市民が反対していればなかなか無理やり入れることは
難しい。最近は何が何でも入れるところもありますが。
これが民間業者の場合、あれよあれよと言う間に入ってしまう。

地域住民の声はほったらかしです。


31日 県知事に要望書提出
 第三者機関による検査、監視体制の構築を求める。


長野県知事 阿部守一様       平成二四年二月二九日
                    放射能を考える佐久地区連絡会 

前回の県による説明会を踏まえてのフジコーポレーション放射性物質受け入れについて
佐久地域住民の思いは

放射性焼却灰、受け入れ前に充分な議論、説明がなされなかった。
(これは原発に対する安全神話が崩れ、安全なものでないと知った後、8000Bqまで埋め立てて良いと言う、福島事故後の国の対応に対する不信感も大きい。)

これからの、子どもたちの健康被害がとても心配。
もし低線量の被曝により健康被害が起きた場合、泣き寝入りにならないか。

誰が最終責任を取るのか、国なのか県なのかあいまい。

上記の件に関しては引き続き県の説明会で、住民の納得を得て行く必要があると考えます。埋め立てが安全だからといいと言うことではありません。

12月の受け入れの中に栃木県のガレキ(廃石膏ボードとのこと)
がすでに1000トン、埋め立てられていることがわかりました。
震災ガレキについては受け入れは自治体の処分場でと思っていましたから民間処分場に何事もなく入ってしまったこと、大きなショックです。

フジコーポレーションについて昨日県職員の方とお話させていただきました。会社のセメント固化不溶化技術、県職の方も自信を持たれているようです。 
なぜそのようにセシウムは溶け出さないと自信を持たれているのかわかりません。国立環境研究所の実験でも、溶け出すことははっきりしています。

私たちはこの処分場を継続監視して行きます。同じ方式で作られた、近くにある埋め立て済みの処分場から漏れ出ている可能性もあり、ここもしっかりと見て行きます。同じ方式で埋め立てられた処分場の遮水シート破損がはっきりとすれば、現処分場の埋め立ては当然見直さざるを得ないものと考えます。

現在のフジコーポレーションの処分場、今の埋め立てペースでいくとあと2,3年で処分場は一杯になるでしょう。
すでに、会社は次期処分場申請に向けて動き出しているようです。
現在の処分場、31万立法メートル、次期処分場計画 50万と120万立法メートル。5倍以上の規模です。
御影区にはすでに埋め立て終了したもの3か所(小諸市1か所、E-ステージ 2か所)
埋め立て中は、 フジコーポ、小諸市、2か所の処分場があります。

 仮に現処分場を、放射性焼却灰で全て埋め立てられてしまったとしても、近隣住民としてもうこれ以上の処分場建設は許容できるものではありません。

 処分場のある辺りは平らで浅間山の眺めも良く、佐久平駅から3キロであり、処分場が無ければ素晴らしい住環境ともなりえた土地です。

県としても多くの放射性物質を、県外からの物も含め
1か所に大量に集めることに関してどうなのか、再度検討していただきたいと思います。
県内のゴミは県内で、他県のゴミはその県ごと。
この基本に戻ることが必要ではないですか。
東北の震災がれきに関してもけして現地で処理できない量ではなく、わざわざ多額の補助金を使い、拡散する必要はまったくないもののようです。
フジコーポレーションの周りには畑があり、人が住み、下流には処分場からの放流水を使う、田畑があります。

 県による検査、会社側検査、これを一概に否定するわけではありませんが、
検査会社に詳細を尋ねても、会社からの依頼なのでそれ以外の方からの問い合わせは
一切お答えできないとのこと。オープンでなく、これでは中立、正確な検査とは
とても考えることはできません。
第三者機関を設置し、住民の安全側に立って監視していくことが、不安解消も含めて
是非必要なことと考えます。放射性焼却灰が入っていなくても、様々な有害物質を含み
住民に取り、リスクのある処分場です。国の都合でここに受け入れ品目でもない、放射性物質を半ば強引に埋め立てられた、住民の不安、心配をお考えいただきたいと思います。

地元御影区長始め、フジコーポレーション主催の環境保全協議会の役員の方々、
環境被害、健康被害などあり得ないかのように、埋め立てに同意しています。
 放流水はけして安全な水ではありません。国が定めた基準以内というだけの
ことです。
御影区長、まるでフジコーポレーションと一蓮托生のごとく、安全であると発言されています。それがはたして五〇年後もそう言い切れるでしょうか

県外からも運ばれた多くの放射性焼却灰が将来、この地域に住む子どもたちに
禍根を残さなければ良いのですが。私たちの心配が杞憂にすぎることを願うばかりです。

  将来ある子どもたちの健康のため、阿部知事の特段のご配慮をお願い致します。




36日市長選挙をふまえ現芹沢市長の立ち位置を会として確認のため面談

 市長談
 500Bq基準を守る。しかし震災ガレキの焼却灰もこの基準であれば受け入れる。
(しかしこの500Bq基準のため、業者は受け入れに二の足を踏み、受け入れには
至らなかった。様々な自治体がフジコーポで受け入れを拒まれたため震災ガレキ受け入れを
実質的にできないでいた。)
 処分場の新規計画は許さない。(現在も会社側の計画は残っている。)
と明言される。

331日 フジコーポレーションにおける100Bq以上のセシウム含む廃棄物焼却灰、

埋め立て量2万3000トンに


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