2012年12月3日月曜日

県の答弁 まず E-ステージについて



平成241123

小諸市御影区にある民間最終処分場についての意見交換

県の答弁 まずE-ステージについてアップ

放射能を考える佐久地区連絡会


長野県に対する質問、要望事項

E-ステージに関すること
 資料(E-ステージ地下水データ)参照、

質問
1.第2処分場をグラウンドとして使用している。
土壌検査など適切な管理がされているか。
環境省の土壌汚染対策法によれば、住宅や公園など不特定多数が出入する可能性のある土地利用については、人体への影響を防ぐ観点から汚染状況の検査を義務付けている。

処分場の廃棄物の上に覆土を1mしていることにより問題ないと考えられる。
汚染状況の検査の義務付けはないのではないかと言う事で理解しています。

2.1処分場、第2処分場とも地下水を保有水といっしょに搬出し水処理しているとのことだが、この詳細を教えてほしい。これは漏えいを認めているのではないのか?毎月どれくらいの保有水、地下水を処理しているのか?

 保有水とは処分場の中の水、浸出水と理解して答えさせていただきます。

浸出水は当初から、中間処理場の工場に運んで水を処理する、と言う計画になっています。最終処分場の基準は廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃掃法)によりまして、
決められていまして、事業者は処分場の周辺地下水等の検査を行いまして、処分場に関連する水質の悪化が認められた場合は、その原因調査、そのことによる生活環境の
保全上必要な措置を講ずることとされています。

 E-ステージの周辺地下水については、電気伝導率が高い、塩素イオン濃度が高い、何らかの人為的な汚染があることは明らかであると考えております。そのため事業者に対しましては、原因の調査及び、生活環境の保全上必要な措置を講ずるよう指導してきております。
しかしながらこれまでの原因調査では処分場との因果関係は明確になっておらないのが現状でございます。そのため長野県では、水質の悪化の原因に、最終処分場が何らかの影響を及ぼしている恐れもあると言う事で、廃棄物の搬入の中止を指導してきております。

また処分場には処分場にたまった水を汲み出す井戸のほか、
地下水を検査の井戸、汚染状況を見るために周辺に掘った井戸が何本かありますので、その周辺の地下水を汲み上げ処理をすることを(周辺の汚れた地下水を汲み上げることにより、広がるのを防ぐ。)指導しております。
事業者は県の指導により処理をしている状況でございます。

処理している水量ですが、
平成23年度、浸出水と地下水No1の井戸の合計が630トン。
DW5と言う地下水の井戸に置きまして年間66トン。
DW7の地下水の井戸で年間470トン汲み出して、処理している状況です。

第一処分場につきましては、数値を準備して来ておりませんので後程お答えさせていただきたいと思います。

(後日 第一処分場の年間処理量 約1200トンと聞く。)

第2処分場内の浸出水の井戸


「何らかの人為的な汚染があることは明らかであると考えております。」2つの処分場の下に双方に異常な地下水がある。しかし処分場内との直接的因果関係は認めていない。
幸いにも現在、重金属、化学物質は認められない。しかし此処にある電気伝導度、塩化物イオンの数値は小諸市、佐久市にある全ての井戸と較べれて、桁違いに高い。

「明確な因果関係が証明できない。」
これは状況的には漏えいがあったが遮水シートの破れた穴が発見されていないので
処分場内からの汚染なのか判らないと言っているのではないか。

まさか上に高速の通っている処分場内、全て掘り返して遮水シートの穴を特定もできない。水の検査により推定するしかないが、県はあまり乗り気とは思えない。

 第2処分場のかさ上げ計画は、地下水の汚染により(県は、処分場内からの漏えいが地下水汚染と無関係とは証明できないので、と言う言い方をした。)
中止にしたとのこと。

またフジコーポレーションの地下水で、一昨年観測されている高い酸性PH3,4と言う数値もこれまた異常数値。処分場内と何らかの関連性はないのか。

要望
1.E-ステージ2つの処分場の計測を毎年行う事
漏えいしている可能性の高い処分場の管理として毎年検査をしていないのは
きわめてずさんな管理。

事業者において、地下水、浸出水については年に一回、塩化物イオンについては毎月検査しています。県に置きましても第二処分場については平成一二年以降平成一八年を除いて毎年検査、第一処分場につきましては平成一一年埋め立て終了以降平成一七年までは検査が行われましたが平成一四年度以降、浸出水、地下水とも基準の超過が見られないことからその後調査は実施していない状況です。近年の事業者の自主検査においても環境基準などの超過は認められない状況です。

処分場の地下水について何らかの人為的な汚染があることは確認されておりますが、その原因が漏えいによるものかはわからないと言う状況です、必要な調査は
行ってその因果関係を明らかにしていきたいと考えています。
フェノールが地下水に出ているご指摘につきましては、掘削した土止めに木の矢板が使われておりましてその防腐剤としてフェノールを含む物が使われておりましてその影響もあったのではないかと考えております。

2.E-ステージ第2処分場、土手下の土壌を検査すること。
 漏えいと思われるものがはっきり見え、鉄さび色になっている。
    
            

湧玉川への流れ込み


処分場内からの浸出水には鉄分が多量には含まれていません。周りを見ましてもそのほかにも鉄さび色をしている部分もありそれだけで処分場内からの漏えいとは言えないと考えています。地下水には鉄分が多く含まれていると言う状況です。

処分場の側溝が鉄さび色をしている。土手下の染み出ていると思われる近くには
400mSを超える水が上の方から流れ込んでおり、そのような状況なので
土も検査してもらいたいということ。湧玉川の水ではなく(汚染があっても薄まってしまうので)染み出しているそこの部分の調査をお願いしたい。県の方で
まず中の水質検査からと言う事でしたので、中が終わったので早く外側の
検査をお願いしたいと言う事です。
場所を再度教えろと言う事ですので来週中にしてください。

申し訳ありませんが、現在県議会の最中ですので、、、。

県会なんていいよ、そんなの!

保健所の検査の空き状況を確認させていただき改めてご連絡させていただきます。

3.E-ステージ処分場 地下水下流側の井戸、川、池の水質検査を行う事。
菱池を調べていただきたい。
4.漏えいしているのか、していないのかきちんと検査をすること。重金属が漏れているか、いないかではない。遮水シートが破けているか否か。
臭素イオン、有機フッ素化合物の含有を検査すること。
(自然界には存在しないが処分場の水には多く含まれる。)

検査項目につきましては出来る物につきましてはできる方向で調整したいと思います。

 遮水シートは100年持つと言われた、長野県アドバイザー宮脇先生
と共に、詳細な調査をしたらどうでしょうか。

そしてその結果漏えいがはっきりした場合どのような対策を取るのか。
この対応がそのままフジコーポレーションで漏えいが起こった時に対応と
考えられる。県の今回の対応は重大な意味を持つ。

処分場に日本中から廃乾電池が集められ埋め立てられていたこと見学に来たことあるが、処分場の作業員の方もすぐにやめるべきだと思うとおっしゃっていました。それがこのグラフ電気伝導率の急上昇に現れているのではないかと思う。乾電池由来の汚染についても調べてほしい。川下の方々は川からの水で農業をやられているわけだし、千曲市の方に行くと飲み水にも利用しているし、下流には新潟県もあるし、長野県がしっかりしなければいけないと思う。(会員方の発言)

その後、県との話し合いの中で、周辺の、池、川の水、井戸等
数か所の調査がされることになった。当会会員の立ち合いで12月中と言う事。


今日12月3日の佐久ケーブルテレビの中のニュースで、意見交換会の模様を
放送していただけるとのこと。

夕方6時半、9時、10時半 のニュースで。

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