平成24年11月26日
請願書
小諸市議会議長 別府 福雄 様
小諸市議会として、民間の最終処分場のかさ上げについて、慎重な対応を県に求めていただきたい旨の請願書
御影区にありますフジコーポレーション最終処分場は24万立方メートル
より31万立方メートルへのかさ上げの変更許可が平成20 年に長野県から出されています。
現在この処分場には県外からの廃棄物が約8割、県内からの廃棄物2割が
搬入され、埋め立てられています。
御承知の通り、現在埋め立てられている廃棄物には100ベクレル以上の放射性物質も含まれており、昨年からのその総量は今年10月末現在、
42800トンに上っています。
また御影区には、平成20年までに埋め立てが終了した、E-ステージの
2つの処分場もあります。昨年来、これら処分場の周りは、川の水の電気伝導率が高く、放射能を考える佐久地区連絡会では、何度か測定もしています。
(電気伝導率とは水の中の電気の伝わりやすさのこと。水中に金属イオンが多いと電気伝導率は上がります。)
今年6月、E-ステージ第二処分場の外周の側溝の水たまり(この水は湧玉川へと流れ込む水です。)で特に高い値が見られたことから、(480mS/m)
処分場内、周辺の水質検査を県に強く求め、6月7月、2度の場内の検査が行われました。
場内保有水と観測井戸の水からきわめて高い、電気伝導率、塩化物イオンなどが観測されています。(6月の検査では地下水から基準値を超える鉛が検出。
またその隣にあります、E-ステージ第一処分場につきましても、その後長野県に情報公開を求め、こちらも通常では考えられない高い値の電気伝導率、塩化物イオンが地下水で観測されています。
この2つの処分場は、現在埋め立て中のフジコーポレーションの処分場とほぼ同様の方法で作られており、セメント固化により埋め立てられています。
長野県では、現在までのところ、何らかの汚染があることは認めていますが、それが処分場内からの物であることは認めておりません。しかし処分場内から地下水への漏えいが、きわめて疑われる状態です。第1処分場の平成12年データについては重金属、化学物質が含まれ、明らかに漏えいと言えると思います。
このような状態で現在埋め立て中の処分場は、これから先も安全と言えるのでしょうか。処分場の遮水シートの安全は保たれていくでしょうか。
きわめて疑わしいと考えざるを得ないと思います。
放射性物質は、本来管理型処分場には埋め立ててはいけない物質でした。
それが現在は埋め立てられており、県に対して今年6月に出しました、かさ上げの環境影響評価を再度やり直してほしいと言う、私たちの要望に対しては、放射性物質が含まれていてもいなくても、安全に管理していくのでやり直す必要はない、と言う返事でした。
現在処分場の埋め立て時に、当会により場内の焼却灰の飛散等も確認されており、県が状況を確認しているところでもあります。
過去に埋め立てられた2つの処分場が、きわめて漏えいが疑わしい現在の状況において、よりいっそうの放射性物質の搬入につながるかさ上げに関して、県には慎重な対応をお願いしたいと思います。
小諸市議会として長野県に対し、かさ上げには、慎重な姿勢で臨んでいただきたい旨、要請していただきたい。ここにE-ステージ処分場地下水データを添えましてお願い致します。
請願者 放射能を考える佐久地区連絡会
あす12日小諸市福祉環境委員会において「小諸市議会として、民間の最終処分場のかさ上げについて、慎重な対応を県に求めていただきたい旨の請願書」が審議されます。
傍聴可能です。可能な方は是非。庁舎3階委員会室で午前11時くらいからの予定です。
突然で申し訳ありません。
審議の結果
2対3で継続審議となりました。
ひとつの意見として
御影区長、(環境保全協議会の会長)が、和田区で開かれた市政報告会において
前回、当会から出された2500Bqから引き下げるよう、市長に求めてほしい旨の陳情
に関して、なぜこちら側にも意見を聞いてくれなかったのか?
と発言があり、市議として双方の意見を聞くのは必要と考える。
この流れに沿ったものとなってしまいました。
継続審議、来年の3月になります。そして2月に委員は交代。
かさ上げの方が先になってしまうのではないでしょうか。
平成25年3月21日 小諸市議会本会議で 3月議会福祉環境委員会で可決になって
いました、継続審議の請願が無事採択されました。小諸市議会としてかさ上げに関し、
慎重な対応をしていただくよう、県に対し要請書または意見書が出されることになると
思います。
審議の結果
2対3で継続審議となりました。
ひとつの意見として
御影区長、(環境保全協議会の会長)が、和田区で開かれた市政報告会において
前回、当会から出された2500Bqから引き下げるよう、市長に求めてほしい旨の陳情
に関して、なぜこちら側にも意見を聞いてくれなかったのか?
と発言があり、市議として双方の意見を聞くのは必要と考える。
この流れに沿ったものとなってしまいました。
継続審議、来年の3月になります。そして2月に委員は交代。
かさ上げの方が先になってしまうのではないでしょうか。
平成25年3月21日 小諸市議会本会議で 3月議会福祉環境委員会で可決になって
いました、継続審議の請願が無事採択されました。小諸市議会としてかさ上げに関し、
慎重な対応をしていただくよう、県に対し要請書または意見書が出されることになると
思います。
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