2013年3月21日木曜日

請願継続審議 本会議でも可決

 3月21日、小諸市議会本会議 当会で提出した「小諸市議会として、民間の最終処分場のかさ上げについて、慎重な対応を県に求めていただきたい旨の請願書」採択となりました。

http://strkoo.blogspot.jp/2012/12/blog-post_11.html

 御影の清水議員の反対討論。まるで処分場業者のように細かいところまで御存じです。なぜそこまで知っていて反対討論されるか不思議です。「委員会が細かい数字を県に照会したのか」と言うのは委員長が言われた通り、直接確認していないと言う事です。そこは確かにその通り。
 イーステージの汚染状況について、まるで請願に書いてあることは嘘偽りのような討論。
塩化物イオン、電気伝導度はどんなに高くても問題は無いととれる討論でした。

化学物質、重金属が出ていなくても遮水シートが破れている可能性は大問題、やがて危険な物質も
漏れ出る恐れが高い。


 賛成討論 共産党 小林より子議員「放射性物質を埋め立てた処分場が長い期間本当に大丈夫なのか、50年、100年後に、負の遺産を残さないことが私たちの役割です。」

 福祉環境委員長、「市民の心配するその思いもわかる。そこは委員は同意した。放射性物質の入る前に出されたかさ上げ許可、県に慎重な対応を、と求めることは間違いないのではないか。」

 採決 賛成多数 反対3 可決となりました。県はイーステージ処分場に関し問題なし(漏えいしていない)との立場です。前市長が反対の姿勢だったフジコーポレーション処分場のかさ上げに対して、市議会として県に慎重な対応を求めていただく。

 御影区の方は区長さんも議員さんもフジコーポレーションの事となると、まるで我が事のように熱心ですね。私は国が推進する放射性物質の拡散には反対です。汚染のないところに汚染地帯から運んでくるのは賛同できない。1民間業者が100年先まで責任が負えるわけがありません。

 責任が負えるのは漏れ出す前まででしょう。漏れ出したらどうしますか?全て埋め立てを掘り返し移動する?漏れるに任せるか、大量の飛散を覚悟で掘り起こすか?
 永久に持つコンクリートの建造物はありません。処分場のセメント固化もいずれ劣化します。
今は水は通さないと言いますが、劣化したその時水は通ってきます。コンクリートのビルにも屋上は防水シートを使っています。放射性セシウムはセメント固化の中で水が入るときわめて溶出しやすい。

 前にも書きましたが、今のイーステージ処分場の県の対応が、フジコーポレーションでもそのまま同じ対応となるでしょう。年月が経ち、もし漏れて来てもそれを認めない、または検査が基準値以下だから漏れていても大丈夫と言う。処分場との直接因果関係はわからないと言う。

 日本においてはそれを守ることさえ厳しくなってきていますが、大事なのは子供たちの将来の環境。
それを今の大人が金に換えて先食いしてしまう権利はない。それは無関心な大人についても、賛同しているのと同じ。

 長野県はイーステージの処分場対する対応はこれまで通りと考えているようですが、周辺住民としてそれでは納得しがたい。漏えいの疑いがきわめて高いにも関わらず重金属などの汚染物質が漏れ始めてからどうするか考えると言うのか?それでは遅い。塩化物イオン以外が漏れ出していないうちに対応を。

 請願において、慎重に対応していただきたいと言う非常に柔らかい書き方で書き、

イーステージ処分場の漏えいについて、県は早急に因果関係を調査すべきとまでは

書かなかったので、その辺について県はどう対応してもらえるのでしょうか。

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